止まらない進化が非接触振動計測を深化させる
干渉光学系の新設計により従来製品に対して10倍以上の高感度化を実現、さらに内蔵カメラによるレーザー照射位置の確認を実現した非接触振動計です。 既存の振動検出に広く使われている接触式の加速度ピックアップでは、微小部品や超音波領域の振動を計測することは困難です。 そこで非接触式のLV-1800を使うことで、素早く、簡単に振動を検出することが可能となります。
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干渉光学系の新設計により従来製品に対して10倍以上の高感度化を実現、さらに内蔵カメラによるレーザー照射位置の確認を実現した非接触振動計です。 既存の振動検出に広く使われている接触式の加速度ピックアップでは、微小部品や超音波領域の振動を計測することは困難です。 そこで非接触式のLV-1800を使うことで、素早く、簡単に振動を検出することが可能となります。
●高感度カメラをセンサーと一体化
対象物やレーザー光の照射部位を、感度低下なしに Windows PC に表示させて確認することができます。
●格段に向上した検出感度
干渉光学系を新設計し、検出感度が従来機種に比べて10倍(+20 dB)アップを実現。検出対象を拡大し、センサー設置やセッティングの制約を緩和しました。
●最大4レンジで測定対象が広範囲
検出可能な振幅が 0.05 µm/s(*) ~ 10 m/sになりました。 圧電素子の高速振幅から、薄膜やMEMS、セラミックコンデンサーの発する極微小振幅まで、幅広い対象の挙動を検出できます。 (*)…LV-0800微小速度レンジボード装着時
●焦点位置も検出状況もひと目で把握
センサーにレベルインジケーターを装備。手元で焦点位置や検出状況を把握しながら、セッティングが行なえます。
●収納も移動も簡単
従来機種に比べて、本体を 33% 軽くしました。また本体にセンサー収容とケーブル巻取りができ、 収納や移動も安全に行えます。オプションの収納トランクには、本体の他にマグネットスタンドや 照明ユニットなどを格納できます。
●オプション + 計測で強力ソリューション
豊富な専用オプションを使用することで、様々な検出シーンを実現可能にします。 また波形解析装置とソフトウェアは波形から対象の挙動や特徴を可視
●超音波応用機器
超音波溶着器、ボンディングマシン、超音波カッター
超音波ホモジナイザー、超音波ハンダコテ
超音波顕微鏡、 超音波噴霧器
魚群探知機、ソナー装置の周波数、振幅計測
ナノ・インプリンティング装置、 圧電振動ジャイロ
超音波モーター、超音波洗浄機、超音波メス
生体部位や昆虫の挙動検出
●自動車(EV・HEVを含む)
インバーターモーター、インバーターおよび構成デバイス
平滑用コンデンサー等周辺振動解析
エンジン、トランスミッションの回転トラッキング解析
衝撃センサー(MEMS)
ライトバルブ内部振動
ブレーキキャリパー、燃料噴射器の作動変位計測
警音器の鳴動振動
●IT・メディア関連
CD・DVD・BD等の光ピックアップの伝達特性
ディスク面ブレ計測
インクジェット用素子の挙動
HDDのスライダー&VCMの計測、フライングヘッドの振動解析、各コンポーネント
携帯電話・スマートフォンのマイクロホン、レシーバー・スピーカーの薄膜振動
振動モーターの計測
カメラAF(オート・フォーカス)用超音波モーター
●プラント
バルブ挙動
配管、ブロア、モーター等の長距離振動検出
レーザー超音波
超音波溶着機や超音波加工機など、20 kHz超の周波数で高速振幅する対象の振幅計測を可能にします。 振幅値や周波数解析で溶着品質や機器メンテナンス時期の判断が可能です。
レーザードップラー振動計は高空間分解能のため、振動試験時に電子基板に実装された電子部品の振幅をピンポイントで検出することができます。 各々で質量の違う部品や基板の振動モードによって、印加した指定加速度以上に部品が振幅し想定外の負荷が部品に掛かっているケースなども確認する事ができます。
無負荷、非接触が特長のLV-1800は薄膜の振幅計測に最適です。携帯端末のマイクロホンの振動膜やレシーバ、スピーカのコーン紙、液晶用フィルムなどの透明膜の振幅計測も可能です。
レーザードップラー振動計は焦点位置にない透明体は検出しません。その特徴を使い、真空チャンバーや恒温槽に入った物体の振幅をガラスや石英越しにレーザー照射し検出する事が可能です。
LV-1800のレーザースポット径は標準で約Φ20 μm、LV-0151B 対物レンズを装着することで約Φ3 μmの微小スポット径に絞る事が可能です。この高い空間分解能でMEMS(Micro Electro MechanicalSystems) を代表とする微小構造物の振幅など、従来は困難だった検を可能にします。