「聴く」「測る」「判断する」という一連の作業を、一台で行えるよう設計された新しいタイプの振動計
VW-3100は、現場の振動計測に必要な「聴く」「測る」「判断する」を1台で実現したポータブル振動計です。計測器メーカーの小野測器だから提供できる、振動のセンシング技術と信号処理技術で困りごとを解決します。
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VW-3100は、現場の振動計測に必要な「聴く」「測る」「判断する」を1台で実現したポータブル振動計です。計測器メーカーの小野測器だから提供できる、振動のセンシング技術と信号処理技術で困りごとを解決します。
V3バンド(Variable Three Band)」とは3つの可変バンドパスフィルターで、異なる周波数帯域を同時に計測できる小野測器独自の機能です。各バンドで物理量(加速度・速度・変位のいずれか)を選択でき、実効値やピーク値などの演算も同時に行えます。従来の振動計では、物理量ごとに使用できる周波数帯域が固定されていましたが、「V3バンド」では異常振動に応じて柔軟に帯域を設定できます。これにより異音の抽出や聴音、定量的な検出・評価がより正確に行えます。
本製品はセンサーで取得した振動信号を音に変換して聴くことができます。V3バンドで周波数範囲を任意に変更することで異音をより明確に捉えることができ、聴診棒の代替ツールとして有効です。
現場での異常音の把握や、作業者間での情報共有、技術伝承の支援にも役立ちます。
計測・点検をしながらすぐに収録(ORF/WAV)が可能。 事務所へ持ち帰り、O-Solution等の後解析ツールで 詳細解析や聴音ができ、精密診断につなげることができます。 また収録した3つのデータを現場で計測している振動音と 切替ながら聴き比べることができるので異常の有無を判断 しやすくなります。
・イコライジング機能 VW-0310
1/1オクターブバンドごとに振動音を増減可能。熟練者の聴き方を再現し、勘所を共有できます。
・フィルター拡張機能 VW-0330
標準搭載しているバンドパスフィルターに加え、さらに細かい周波数を選択可能です。
・ISO評価・判定機能 VW-0340
回転機械の振動の激しさを示す指標である振動シビアリティの評価に対応しています。ISO 2954:2012に対応したフィルターを搭載し、
ISO 20816-3:2022, 20816-1:2016等のA/B/C/D評価が可能です。また機械の特性に合わせた任意の閾値を設定することも可能です。
本製品の計測・データ管理を支援するPC用アプリケーション機能です。あらかじめ計測条件や設備情報を登録し、本体に送信することで、現場で機械ごとに条件を設定する手間を省き、効率的な点検が可能になります。また、本体で取得したデータをPCに取り込み、傾向管理グラフの表示や振動音の再生が行えます。これにより、数台の機械から設備診断に取り組み、定期的な傾向管理を通じて、的確なメンテナンス判断を行う体制の構築を支援します。