RS-232C機器をEthernet接続で制御、PoE対応で電源のない場所にも設置可能
RS-232C機器をEthernet経由で制御・管理 PoE対応ハブから電源供給 PCレス用途に適した対向モードにも対応 Windows用設定アプリケーション「ConfigTool」を提供 COMポートデバイス用アプリケーションが使用可能 RS-232C通信サンプルプログラムをダウンロード提供 35mmDINレールに取り付け可能
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RS-232C機器をEthernet経由で制御・管理 PoE対応ハブから電源供給 PCレス用途に適した対向モードにも対応 Windows用設定アプリケーション「ConfigTool」を提供 COMポートデバイス用アプリケーションが使用可能 RS-232C通信サンプルプログラムをダウンロード提供 35mmDINレールに取り付け可能
点灯 | 点滅 | |
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緑 | 正常 | データ通信中 |
赤 | ネットワーク未接続 | 通信異常 |
橙 | 設定中 | — |
点灯 | 点滅 | |
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緑 | Link時 | ネットワーク未接続 |
黃 | Link時 | ネットワーク通信中 |
RS-ET62はEthernet経由でシリアル機器を制御するPoE対応ユニットです。
RS-232C信号をTCP/IPプロトコルに変換、シリアルデバイスをIPデバイスとしてSocket APIにて制御可能です。
本製品は、PoE(Power over Ethernet)に対応。PoEに対応したハブから電源供給をおこないますので、AC電源のない環境への配置も可能です。
PoEのPSEが接続されていない場合は、別売のACアダプターからの電源供給も可能。
デバイス(DCE)側に本製品を接続するTCP Clientモード(以下Clientモード)に加え、ホスト(DTE)側に接続するTCP Serverモード(以下Serverモード)をサポートしています。ServerモードとClientモードを対向通信することにより、直接RS-232Cデバイス同士の通信が可能です。
iOS、Android、Raspberry Pi、Linux、Windowsなどから、シリアルデバイスを制御可能です。
接続可能なDTE機器は、PC、PLC、DTE機能を持ったシリアル機器など、OSの種類や搭載/非搭載に依存しません。
モードの設定はWindowsアプリケーションでおこないます。設定完了後は双方の電源が投入されていれば、自動的に接続します。ルーターやVPN越えの通信も可能です。
RS-ET62を使って、シリアルデバイスとEthernet機器(PLCなど)の通信をPCを介さずにおこなうことができます。
本製品のコネクタはD-Sub 9ピン(オス)で、別途市販の変換コネクタを使用すれば、D-Sub 25ピンの機器も接続できます。
ConfigToolではネットワークのIPアドレス設定、シリアル通信のパラメーター設定などが可能。
設定後はTCP/IPプロトコルスタックをサポートするさまざまなホストコンピューターから、RS-ET62へアクセスできます。
ダウンロード提供のCOMポートエミュレートドライバー「RATOC-VSP(Virtual Serial Port)」を使用することで、COMポートデバイス用アプリケーションがそのまま使用可能。RS-ET62に接続しているデバイスをCOMポートデバイスとして認識します。(Serverモード使用時)
※全てのCOMポートアプリケーションの動作を保証するものではありません。
※16bitアプリケーションやI/Oポートを直接制御しているアプリケーションは使用できません。
RS-ET62のアプリケーション開発を支援する通信サンプルプログラム(Microsoft VC++2010)をダウンロード提供。ソースコードを含むSocketAPI、WinAPIが収録されています。
(本サンプルプログラムは、RS-ET62専用です)
RS-ET62には2種類のネジ穴を設けています。
汎用のDINレール固定金具を取り付けることで、簡単にレールへ設置が可能。
また、制御板に直接ネジ止めすることも可能です。
RS-ET62は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE、DEHP、BBP、DBP、DIBPの有害10物質を使用していない、環境と人にやさしい製品です。
事務所のパソコンとRS-232C機器との通信、制御をEthernet経由でおこない、シリアルデバイスのデータ収集、制御をおこないます。
ネットワーク機能(Ethernet)を装備した機種
Windows 11、Windows 10
※64ビットのみ対応
バックアップ電源、磁気カードリーダー、シリアルプリンター、電子天秤など、RS-232Cポート搭載の機器
※RS-232Cポートに接続して使用するシリアルマウスはサポートしていません
※モデム・TAはサポートしていません
名称 | PoE to RS-232C コンバーター | ||
---|---|---|---|
型番 | RS-ET62 | ||
インターフェイス | RS-232C | EIA/TIA-232-F Standards準拠 | |
Ethernet | Ethernet IEEE802.3/802.3u/802.3az/802.3RMII準拠 100BASE-TX | ||
PoE | IEEE802.3at Type1(802.3af)準拠PoE 受電機器(PD) | ||
RS-232C トランシーバー | MaxLinear SP3232ECY(または同等品) | ||
Ethernetコネクタ | RJ-45 ×1 | ||
RS-232C 接続コネクタ | D-Sub9Pin(オス) × 1 | ||
通信プロトコル | TCP/IP | ||
RS-232C 入出力レベル | ドライバー | ハイレベル出力:+5V(min)/+5.4V(TYP) | |
レシーバー | 入力電圧範囲:-15V(min.) ~ +15V(max.) | ||
RS-232C 通信方式 | 非同期通信 | ||
RS-232C通信 | データビット長 | 7/8 | |
ストップビット | 1/2 | ||
パリティ | None / Even / Odd | ||
フロー制御 | 「無し」 「RTS/CTS」 「DTR/DSR」 「XON/XOFF」 | ||
RS-232C 通信速度 | 1200/2400/4800/9600/19200/38400/57600/115200 bps | ||
伝送距離 | RS-232C / 15m | ||
外形寸法 | 約100mm(L)×67(W)×23(T) [mm](突起部を除く) | ||
重量 | 重量 約230g(本体のみ) | ||
電源電圧 | DC 5V(ACアダプター使用時) / DC 37V-57V(PoE受電時) | ||
消費電力 | PoE受電時 Class1 1.1W (最大) | ||
動作環境 | 温度:0~55℃ | ||
ソフトウェア 仕様 | |||
RS-ET62 ConfigTool | Ethernet 接続設定を行う。 | ||
COMエミュレートドライバー(RATOC VSP) | 本製品を仮想COMポートに割り当てる | ||
通信サンプルプログラム | RS-232C送受信をおこなう(COMモード / Socketモード) | ||
対応OS | Windows 11 / 10 ※64ビットのみ対応 | ||
添付品 |
※電源アダプターは別売 | ||
JANコード | 4949090600652 | ||
標準価格 (税別) | ¥32,800 |
■コネクタピンアサイン
D-SUB 9ピンオス
ピン番号 | 信号名 | 説明 |
---|---|---|
1 | NC | 未接続 |
2 | RxD | データ受信 |
3 | TxD | データ送信 |
4 | DTR | 端末レディ |
5 | GND | グランド |
6 | DSR | データセットレディ |
7 | RTS | データ送信要求 |
8 | CTS | データ送信可能 |
9 | NC | 未接続 |
※DCD/RI の機能は使用できません。 ※フロー制御は製品本体で自動的におこなわれます(Win32通信APIでの制御はできません)。 |