乾燥プロセスにおける材料の湿度コントロールに
■センサ最大動作温度200℃、高温測定が可能 ■速い応答時間と飽和状態からの復帰時間 ■4~20mA出力または0~10V出力 ■プローブステム長127mm/227mm、ケーブル長2m/5m
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■センサ最大動作温度200℃、高温測定が可能 ■速い応答時間と飽和状態からの復帰時間 ■4~20mA出力または0~10V出力 ■プローブステム長127mm/227mm、ケーブル長2m/5m
HD3817T、HD38V17Tシリーズはそれぞれ4~20mA、DC0~10Vの出力を備えた絶対湿度・温度トランスミッタです。
絶対湿度は水蒸気の量と空気の体積の比で、g/m³の単位で表されます。HD3817、HD38V17Tシリーズのトランスミッタは、乾燥プロセスにおける材料の湿度コントロールに使用できます。材料が加熱や温風によって乾燥させられる際、空気の絶対湿度の増加は材料によって失われる水分量に直接に比例します。絶対湿度が測定できる制御システムは、必要に応じて、水蒸気やミストを注入することによりある一定の湿度レベルを維持することを可能にします。
これらのトランスミッタは一般的に、化学、テキスタイル、食品産業、製紙、紙材の保管、木材乾燥などの用途で、高温度、高湿度域においても使用できます。トランスミッタに使用されているセンサはほとんどの物理的、化学的な汚れの影響を受けません。センサの最大動作温度は200℃までです。この特長により、HD3817、HD38V17Tシリーズは、従来静電容量センサが使用できなかった過酷な産業用途にも適したトランスミッタです。
また、応答速度、飽和状態からの復帰時間の速さも特長です。
最大測定範囲は絶対湿度0~130g/m³、温度0~200℃ですが、工場出荷時の標準出力設定はそれぞれ0~60g/m³、0~200℃です。ご注文時指定により、何れも標準外出力範囲による製作も可能です。ステンレススチール製ハウジングに完全に封入されたプローブは20μmメッシュの焼結青銅フィルターを備えています。