●4象限出力
●低出力インピーダンス
●利得設定/出力極性切換/出力DCオフセット調整/出力DCバイアス設定/保護機能 など
アプリケーション
コンデンサ MLCC
モバイル機器、車載機器や産業機器向けに急速に需要が増加している積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、さらなる小型化・大容量化が進んでいます。
MLCC は周波数や電圧によって静電容量が変化するので、周波数をスイープしながら電圧を印加し、インピーダンスアナライザなどを用いて、特性を評価します。
モーター 超音波モータ
信号発生器と組み合わせて、周波数・位相・振幅などを変化させながら駆動試験を行えます。高速・広帯域で、安定した電圧出力により、最適な駆動条件を検証できます。最近は、100kHz 以上で駆動する超音波モータもあります。
●応用分野
一眼レフカメラオートフォーカス、走査型電子顕微鏡、半導体製造装置、マイクロマシン製造装置 など
磁性材料 圧粉磁心、フェライト
磁性材料は、レアアースレスに向けた新材料の開発が活発化しています。中でも、圧粉磁心は、1kHz以上の 高周波帯域で磁気特性が良好で、粉末を加工成形して作製するため、形状自由度に優れ、生産歩留まりが高いなどの特長があり、幅広い部品への適用が検討されています。HSA42051/HSA42052は、磁気飽和を抑制する出力DCオフセットキャンセル機能を備え、最大出力300Vp-pとあわせて、パワーインダクタの試験や特性測定などが可能です。
圧電素子アクチュエータ、トランス
圧電素子は、ハプティクスや水中通信など新たな分野においても活用が進んでおり、微細な変位制御やハイパワー出力が求められています。圧電素子の駆動では、低出力インピーダンスにより、静電容量の大きい大型の圧電素子でも 良好なステップレスポンスが得られます。インピーダンスアナライザを用いて、実駆動状態での共振特性測定に対応します。HSA42051/HSA42052は最大出力300Vp-p(BTL接続により600Vp-p)を備え、ハイパワー出力にも対応します。
●応用分野
超音波洗浄機(部品、半導体)、超音波加工(ワイヤボンダ、プラスチックウェルダ、霧化器 など)、医療機器(超音波診断装置、カテーテル、電気メス など)、水中用振動子、超音波センサ、小型微動アクチュエータ(カンチレバー) など
スマホ
ノイズによる誤動作の検証
充電器からのノイズにより、メモリ等に誤動作が起こることが問題となっています。誤動作の検証では、充電器の交流入力に高調波を重畳する試験が行われます。正弦波に高調波を重畳した波形を増幅することで誤動作の検証試験が可能です。また、出力DCバイアス設定や広い周波数特性により、直流電源に正弦波を重畳した試験も可能です。
誘電泳動
細胞分離、微生物やウイルスの検出
誘電泳動は、不均一電場における粒子と周辺媒質の誘電率・電場勾配により、粒子が泳動する現象で、生体分子計測などで応用されています。1MHz 付近で交流電圧を印加する事例が多く見られます。
誘電泳動とインピーダンス計測を組み合わせた細菌検出法なども研究されています。