RS-232C機器の接続をSubGigaで無線化
RS-SG61はSubGigaを介して離れた場所にあるシリアル通信機器を、制御・管理できるシリアルインターフェイスです。
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RS-SG61はSubGigaを介して離れた場所にあるシリアル通信機器を、制御・管理できるシリアルインターフェイスです。
| ● RS-232C機器をワイヤレスで接続 ● 障害物への回折性に強い SubGiga帯(920MHz/Sub-GHz帯)を採用 ● WindowsPCのCOMデバイスとして認識可能 ● ACアダプターまたはRS-232C機器からの 電源供給に対応 | ● 通信状態がよくわかる通信モニターLED ● DIPスイッチ搭載 ● 専用ユーティリティ添付 ● サンプルアプリケーション添付 ● 有害10物質不使用 |


RS-SG61は、シリアル機器に接続するデバイスアダプターと、USBドングルで構成された新しいRS-232C変換アダプターです。
WindowsPCのUSBポートに専用ドングルを、RS-232C機器にデバイスを接続することで、シリアルデータをワイヤレスで通信できます。
測量機や電子天秤に接続すれば、ケーブルの長さや配線を気にすることなくデータ通信をおこなうことが可能です。
RS-SG61は、920MHz帯無線通信「SubGiga」を搭載しシリアル通信をおこなっています。SubGigaは電波干渉が少なく安定した通信が可能です。
またSubGiga帯域は、BLEやWiFiなどで使用されているISM帯(2.4GHz帯)と比較し、障害物の回折性能に優れ長距離伝送※にも対応するため、無有線ケーブルでの配線が難しい位置などにあるシリアル通信機器に接続することで効果を発揮します。
※SubGiga帯通信は、約250mの無線通信が可能です。
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| 取り扱う周波数帯が異なるため 電波干渉が少ない | SubGiga帯は障害物に強く 2.4GHz帯よりも回折性能に優れている |
WindowsPCへ本製品の専用ドライバをインストールすることで、WindowsPCのCOMポートとしてすぐに使用することが可能。セットアップ後は、COMポートに対応する、ほとんどの既存アプリケーションがそのままご使用いただけます。
RS-232CポートをもたないPCでもRS-232C機器が使用でき、測量機、バーコードスキャナー、磁気カードリーダーなどを接続できます。
※TA・モデムには対応していません
本製品への電源供給はACアダプター(付属品)とD-Sub9番ピン経由から選択可能。 D-Sub9番ピンから供給する場合は、シリアルデバイス側での対応が必要です。
また、ACアダプターから電源供給を行っている場合は、D-SUB9番ピンを経由して外部のシリアルデバイスへ電源供給を行うことが可能です。
*DC5V/300mA程度の供給が可能。
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RS-SG61には、機器接続の通信状況や動作モードを示すLEDが搭載されています。
| LED | 動作 | 発光色 |
| ACCESS | RS-232C 通信状態を表示 点灯:RS-232Cのデータ送受信時に点灯 | 緑 |
| STATUS | USBアダプターとの接続ステータスを表示 点灯:SubGiga 接続中 点滅:SubGiga 未接続(2回点滅/sec) | 青 |
RS-SG61本体底面にあるDIPスイッチで、設定の初期化やフロー制御の設定、RS-232C機器への電源供給(ON/OFF)の設定が可能です。
本製品に添付する専用アプリケーション「SG61ステータスモニター」を使用することで、本製品へ割り当てられたCOMポート番号やMACアドレス、SubGiga電波情報など、各種情報の確認をおこなうことが可能です。
本製品には開発者がスムーズに開発を進められるよう、VisualBasic6.0、VisualC++6.0、VisualBasic2010、VisualC++2010の4つのサンプルアプリケーションをバンドルしています。
RS-SG61は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE、DEHP、BBP、DBP、DIBPの有害10物質を使用していない、環境と人にやさしい製品です。
USB2.0 / 3.0 対応ホストを持った以下の機種
● Windows PC
| 【Windows】 | Windows 11、Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 ※32ビット/64ビット両対応 |
バックアップ電源、磁気カードリーダー、シリアルプリンター、電子天秤など、RS-232Cポート搭載の機器
※TA・モデムには対応していません
| 名称 | SubGiga RS-232C 変換アダプター | |
| 型番 | RS-SG61 | |
| 対応OS | Windows 11 /10/8.1/7 ※32/64 bit両対応 | |
| 対応端末(ホスト) | USB2.0 /3.0 対応のホストをもったWindows PC | |
| 対応機器 | RS-232Cポート搭載機器: バーコードスキャナー、電子天秤、ジャーナルプリンターなど | |
| インターフェイス | RS-232C | EIA/TIA-232-F Standards準拠 ※1 |
| 無線規格 | ARIB STD-T108準拠 | |
| 無線周波数 | 920MHz帯 | |
RS-232C接続コネクタ | D-Sub9ピン(オス)x1 | |
| RS-232C 入出力レベル | ドライバー | ハイレベル出力:+5V(min)/+5.4V(TYP) ローレベル出力:-5V(min)/-5.4V(TYP) |
| レシーバー | 入力電圧範囲:-15V(min.) ~ +15V(max.) | |
| RS-232C 通信方式 | 非同期通信 | |
| データビット | 7 / 8bit | |
| パリティビット | None / Even / Odd | |
| ストップビット | 1 / 2 | |
| フロー制御 | CTS / RTS | |
| RS-232C 通信速度 | 1200/2400/4800/9600/19200/28800/38400/ 57600/115200/230400 bps | |
| 伝送距離 | RS-232C:15m以内、SubGiga:約250m | |
| 外形寸法 | 約75.4mm(L)×26.0(W)×16.0(T) [mm](突起部を除く) | |
| 重量 | デバイスアダプター: 約25g、USBドングル:約10g | |
| 電源電圧 | DC+5V | |
| 消費電流 | デバイスアダプター:アイドル時 70mA、ピーク時 140mA | |
| 動作環境 | デバイスアダプター:0~55℃ USBドングル:-20~50℃ | |
| 提供ソフトウェア | 専用アプリケーション(シリアル設定、SubGiga通信確認) ドライバーソフトウェア:COMポートサンプルアプリケーション | |
| パッケージ内容 | ・デバイスアダプター x1 | |
| パッケージ | ![]() | |
| 標準価格(税別) | ¥52,800 | |
■DIPスイッチ仕様

| 番号 | 動作 | 出荷時設定 |
| 1 | 設定初期化(工場出荷設定)に使用 | OFF |
| 2 | 未使用 | OFF |
| 3 | ON時 RTS/CTSフロー制御を有効にする | ON |
| 4 | 電源アダプター接続時、ONでD-Sub9番ピンから5V出力をおこなう ※ D-Sub9番ピンへ外部から電源供給する場合はOFFにしてください。 | OFF |
■コネクタピンアサイン
D-SUB 9ピンオス
| ピン番号 | 信号名 | 説明 |
| 1 | NC | 未接続 |
| 2 | RxD | データ受信 |
| 3 | TxD | データ送信 |
| 4 | NC | 未接続 |
| 5 | GND | グランド |
| 6 | NC | 未接続 |
| 7 | RTS | データ送信要求 |
| 8 | CTS | データ送信可能 |
| 9 | 5V OUT / IN | 5V 入出力専用 |
| ※ DCD/DTR/DSR/RI の機能は使用できません。 | ||

【デバイスアダプター背面のディップスイッチは以下のとおり】

| 番号 | 動作 | 出荷時設定 |
| 1 | 設定初期化(工場出荷設定)に使用 | OFF |
| 2 | 未使用 | OFF |
| 3 | ON時 RTS/CTSフロー制御を有効にする | ON |
| 4 | 電源アダプター接続時、ONでD-Sub9番ピンから5V出力をおこなう | OFF |