Kシリーズは手で持ち上げられる測定物向けの慣性特性計測器です。シリーズで唯一、再配置が必要なモデルですが、姿勢変更プラットフォームを介しての作業で、簡単、正確に、短時間でストレス無く作業できます。
測定操作が簡単な軽量物測定用モデル
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測定操作が簡単な軽量物測定用モデル
- RESONIC K -
写真:RESONIC K
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写真:姿勢位置例1 | 写真:姿勢位置例2 |
◆ 特徴
Resonic Kの慣性特性(質量特性、剛体特性)の測定方法は、Resonic F、Resonic Sと異なり、振り子方式を採用しており、測定中に測定物の姿勢を変更する必要があります。ただ、Kの測定対象は25kg程度までの、人が手で持つことができる物のため、姿勢変更を含めても、時間・手間はそれ程かかりません。
2時間以内で高精度な慣性特性(質量特性、剛体特性)を測定
位置決め機構などによるスムーズな操作性により、測定は一般的に2時間以内で完了します。
簡単に再配置を可能にする位置決め機構
測定物を固定する取り外し可能なプラットフォームの球状突起と、プラットフォームキャリアのV字状溝を合わせる構造となっており、わかりやすく、正確に、測定物の姿勢が変更できます。この機構により、また、空気ベアリングを用いることにより、従来の振り子方式の計測と比較して、簡単に、かつ、精度良く測定することが可能です。
詳細については『主な測定手順』をご参照ください。
◆ Resonic K の構成
Resonic K は、本体からプラットフォームを取り外し、姿勢位置を変更できるようになっています。
K に取り付けられたプラットフォームキャリアの自由度は、垂直軸周りの1自由度です。
◆ 主な測定手順
動画:Resonic K での測定の様子
以下の説明の実際の様子は上記「動画:Resonic K での測定の様子」でご覧いただけます。
(1)測定物をResonic Kのプラットフォームに固定します。プラットフォームは本体から取り外し可能です。
(2)Resonic ソフトウェア上に、プラットフォームの何番の球状突起を本体プラットフォームキャリア上の何色のV字溝にセットするか指示が出ますので、測定者はその通りにプラットフォームをセットします。
振り子式では、複数回の再配置が正確に行われる事が重要ですが、
Resonic K では、プラットフォームの球状の突起を本体のVガイド溝に乗せる事で、
ガタなく既定の位置にセットする事ができるような構造になっています。
(3)手で台座の回転方向に軽い力をかけ、測定物を適切に回転振動させます。
(4)振動データが、Resonic KからResonic ソフトウェアに転送されます。
(5)Resonic ソフトウェアに次のプラットフォームの配置位置の指示が表示されます。
測定者は、ソフトウェア上に表示される指示に従って、プラットフォームを配置しなおします。
(6)必要回数(3)~(5)を繰り返します。
なお、もし測定者が配置を間違えた場合でも、Resonic ソフトウェアは測定後にその事を把握し、測定者に配置を間違えた事を知らせてくれます。
◆ 仕様表
【 性能仕様 】
※他のシリーズの詳細についてはこちらからご確認ください
⇒ Resonic F シリーズ ⇒ Resonic S シリーズ
【 本体外観等 】