概要
PCR-LEシリーズは、当社の交流電源(リニアアンプ方式)の流れを継承する高性能、多機能型交流電源です。
高品位な安定化電源としての利用はもちろん、広帯域に自由に波形制御できるリニアアンプ方式の特性を活かした様々な応用が可能です。特に「新エネルギー分野」と呼ばれる、太陽光、風力、燃料電池、ガスエンジンといった分散型発電の「系統連系試験」での中核装置として、負荷装置や電力アナライザ等と連携した試験システムの構築が可能です。また、豊富なオプション類を組み合わせることで、低周波イミュニティ試験や各種の電源環境試験にも対応。さらに、並列、単相3戦、三相運転オプションにより単相で27kVA、単相3線で54kVA、三相で81kVAまで拡張することができますので、大規模なEMCサイト用電源、また大容量化する産業用エアコンの試験用電源などとして利用することができます。
特長
- 高速リニアアンプによる高品位・高安定な出力
- 各種電源変動シミュレーション・シーケンス動作
- 単相3kVA〜9kVA、オプションで単相3線、三相システムも可能
- 単相27kVA、単相3線54kVA、三相81kVAまで拡張可能、異なるモデル同士の組み合わせも可能(別売の拡張運転ドライバが必要)

- 各種計測機能を装備
- AC、DC、AC+DCの各出力が可能
- フロントパネル脱着可能
- エコ機能搭載
逆潮流を伴う「系統連系試験」に
系統連系技術要件ガイドラインに準拠した試験システムの構築が可能です。

*模擬した逆潮流電力はすべて内部で消費され、系統への逆潮流はありません。