30KVA~300KVAの機種を揃え、逆潮流も100%回生可能な系統模擬電源
単相3相切替タイプ【30KVA、45KVA、60KVA、105KVA】 最大5台まで並列運転可能
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単相3相切替タイプ【30KVA、45KVA、60KVA、105KVA】 最大5台まで並列運転可能
モデルNo, | |
61830 | 0~300VLN,0~520VLL, 30~100Hz, 1φ or 3φ, 30KVA |
61845 | 0~300VLN,0~520VLL, 30~100Hz, 1φ or 3φ, 45KVA |
61860 | 0~300VLN,0~520VLL, 30~100Hz, 1φ or 3φ, 60KVA |
61800-100 | 0~300VLN,0~520VLL, 65~100Hz, 1φ or 3φ, 105KVA |
モデルNo, | モデル名 |
A618001 | 61800用ソフトパネル |
A618002 | 並列接続入出力用ターミナル治具 |
B618000 | 回生AC負荷機能(工場出荷オプション、61830/61845/61860のみ) |
B618001 | 400 VLN HV機能(工場出荷オプション、61830/61845/61860のみ) |
B618002 | 120kVA 800VLNXHV機能(工場出荷オプション、61860のみ) |
B618003 | 500 VLNHV機能(工場出荷オプション、61800-100のみ) |
61800は、家電製品などの一般的な電気製品からESSなどの大型の産業用電子機器における様々な電力状態をシミュレーションテストするために設計されたフル4象限、100%電力回生のAC電源です。さらに、PVインバータおよびオンラインUPSをテストするためのグリッド特性シミュレーションも対応しています。下図のように被測定物に対して電力をシームレスにシンク/ソースできます。被測定物が電流を供給する場合、61800は余剰電力を検知し系統に戻す機能を備えています。
61800はスマートグリッド(分散式電源)や電気自動車関連の試験に適しております(例:電気自動車のグリッドテスト(V2G)、エネルギー貯蔵システムテスト(ESS))。61800は製品の研究開発段階に適応できるだけではなく、製品の品質保証と生産段階の出荷試験にも応用可能です。
61800はフルデジタル制御技術を用い、最大相電圧300V及び30Hzから100Hz周波数の出力範囲のもとに電力供給が可能です。交流電圧の出力だけでなくAC+DC出力モードで適用アプリケーションを用いて、直流バイアス成分の試験が可能です。さらに、電流実効値の3倍(ピーク電流)出力できますので、UUTの入力突入電流テストに適用できます。
61800は定電圧と定周波数の安定化電源だけではなく、多彩な編集機能(STEP/PULSE/LIST)を装備し、電源・電圧シミュレーションを求める試験に適用することが可能です。STEPとPULSEモードは、一定あるいは連続的な電圧変動試験を可能とし、周期的な電力変動、瞬間停電といったシミュレーション試験に用いられます。LISTモードでは最大100シーケンスの設定が可能で、複雑な試験波形の編集が可能です。波形はAC/DC/AC+DCを組み合わせることができます、61800はこれらのモード以外にIEC 61000-4-11/-4-13/ -4-14/ -4-28のイミュニティ試験の予備試験が可能です。
SYNTHESIS機能は50/60Hzの基本周波数に対して最大50次の高調波波形を作成できます。
INTERHARMONIC機能は、50/60Hzの基本周波数に0.01Hzから最大2400Hzまでの周波数掃引を実行できます。上記機能は共振点を分析するのに役立ちます。
61800は、マイクログリッド試験の要件を満たすために電圧歪み、周波数変動などの様々なテスト条件をシミュレートすることができます。そのうえで61800の100%電力回生機能は重要な機能を果たし、マイクログリッド上の分散型電源によって生成された電力をシンクし、その電力をメイングリッド(系統)に戻すことができます。61800の入力仕様はメイングリッドから絶縁されるように特別に設計されており、マイクログリッド上にある分散型電源用の追加絶縁は必要ありません。
61800はIEEE 1547 / IEC 61000-3-15/IEC 62116規格試験において、以下の試験を行うことができます。
ダミーロードを用いた場合、運転中に放出されたエネルギーは熱に変換しますが、61800の電力回生機能はエネルギーをグリッドにフィードバックすることで省エネ設計に適応しております。
パワコンのLVRT機能は、グリッド上で発生した異常電圧降下を定義しております。61800はLVRT試験要求を満たしており、LISTモードを使用し、過渡試験条件に必要な最小設定時間0.1msをプログラム作成することが可能です。
また、グリッド線電圧の歪みによるパワコンの性能試験は高調波合成機能を使用して評価するBDEW規格も可能です。
61800は、自動検査システム ATS8000とRLC実負荷 A800067と組み合わせて使用することが可能で、IEEE 1547/ IEC 62116規格の単独運転防止試験に対応しています。
61800は外部からファンクションジェネレータの出力波形を入力させ、異常電源波形の生成が可能です。