製品概要
HR-E 40-1は、最大40GHzの電界を測定するためのパッシブ近接場プローブです。 プローブは、測定のためにRFトレースの垂直方向および中央に配置されます。 プローブをRFトレース上に直接配置することにより、RFトレースと測定電極の間に定義された距離(0.5 mm)が実現されます。
測定チップは、特別なダンピングシステムによってケーブルシールドから切り離されています。 さらに、プローブには電流減衰器が含まれています。
プローブは手動操作用に設計されています。 測定値を再現するには、HR-E40-1をICS105などの位置決めシステムと組み合わせて使用する必要があります。
40 GHzまでの範囲での測定には、適切なマイクロ波ケーブルが必要です。 標準付属品には含まれていませんが、オプションで注文できます。信号評価には、スペクトラムアナライザまたはオシロスコープのいずれかを使用できます。
セット内容
・HR-E 40-1
・クイックガイド
・USB-Tw: USBフラッシュドライブ
・ケース
仕様

測定チップはRFライン上に配置されます。
プローブの出力電圧はuoutとして指定されます。
電気量(図1)は、対応する補正関数を使用して計算できます。
E:プローブチップとRFトレース間の電界
uic:RFトレースの電圧
i:RFトレースからプローブの測定チップへの電流結合

出力電圧およびその他の量の周波数応答(図2)は、RFトレース電圧uicに対して正規化されています。
出力電圧uicの実際の曲線には、1.2dBのリップルがあります。実際の曲線から、(移動平均を使用して)名目曲線が導き出され、リップルが除去されました。
出力電圧uoutに加えて、他の電気量が測定チップとRFラインでのテストセットアップで効果的です(図1)。
これらの電気量の周波数応答は、公称曲線として図2に示されています。
プローブの出力電圧uoutは、補正機能(図3)を使用して次の電気量に変換できます。
測定チップとRFトレース間の電界ERFトレースの電圧uicRFトレースからプローブの測定チップへの電流結合i補正関数は公称曲線です。
実際の曲線のリップルは1.2dBです(実際の曲線の周波数応答を参照、図2)。
周波数応答と補正曲線は、コプレーナストリップラインで決定されました。
DUTの設計がコプレーナストリップラインの設計と異なる場合、測定結果に偏差が予想されます。
図4は、マイクロストリップで決定された公称周波数応答uout / uicと比較した、ストリップラインで決定された公称周波数応答uout/uicを示しています。
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