株式会社ノイズ研究所 ファスト・トランジェント/バースト試験器(EFT/B試験器) (FNS-AX4-A20 / B63)

新機能搭載(ノーマルモード試験/プリチェック機能)のEFT/B試験器

スイッチングデバイスの接点間の放電、電子モーターから発生するアーク放電などによる立ち上がりの早い高周波ノイズを模擬的に発生し、電子機器の耐性を評価する試験器です。

製品名
ファスト・トランジェント/バースト試験器(EFT/B試験器)
型番
FNS-AX4-A20 / B63
価格
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発売日
発売中
  • ファスト・トランジェント/バースト試験器(EFT/B試験器)
  • ファスト・トランジェント/バースト試験器(EFT/B試験器)

ファスト・トランジェント/バースト試験器(EFT/B試験器)の特長

● 代表的な準拠規格:IEC 61000-4-4, ECE R10, IEC 61851-21/22, ANSI C37.90, 個別の業界規格, メーカーさま社内規格

● プリチェック機能を搭載。始業前の点検が簡単になりました

● 市場でのトラブルを考慮したノーマルモード試験ができます

 

プリチェック機能やソフトウェア制御などで

お客さまのEMC試験を楽(らく)にします。

 

製品特長

  • IEC 61000-4-4 Ed.3規格準拠。
  • プリチェック機能を搭載。始業前の点検が簡単になりました。
  • ノーマルモード試験対応。市場でのトラブル事例を考慮した試験ができます。(オプション)
  • EUTの接続を簡単にするコンセントボックスを採用。(オプション)
  • 従来品に比べ、サイズがコンパクトになりました。(体積比で約67%)
  • 電源ケーブルの接続ミスを減らす、判り易いパネル表示。
  • Windows対応のソフトウェア制御。(オプション)
  • 次期校正日をお知らせできます。(Windowsソフトのみ)
  • 多言語対応で操作性の良い液晶画面を採用。
  • 最大5kV の出力電圧、最大2MHz のパルス周波数の採用により、規格試験レベル以上の見極めができます。
  • CDN容量は単相タイプAC240V20A、単・三相タイプはAC600V63Aに容量アップし、より多くのEUTの電力容量に対応しました。
  • 大容量CDN(100A 又は150A)で様々なEUTへの重畳試験ができます。(オプション)
  • カップリングクランプやEMSプローブキットなどを使用し、信号線への試験や基板上でのノイズ耐性評価ができます。

 

仕様

■ 発生部仕様

項 目仕 様 / 機 能
出力電圧200~5000V 10Vステップ
極性正または負、バースト毎に極性反転も可能
パルス周波数0.1kHz ~ 2000kHz
0.1kHz ~ 1kHz /0.01kHz ステップ 許容差 ±5% 1.0kHz ~ 10kHz /0.1kHz ステップ 許容差 ±5%
10kHz ~ 100kHz /1kHz ステップ 許容差 ±5% 100kHz ~ 1000kHz /10kHz ステップ 許容差 ±5%
1000kHz ~ 2000kHz /100kHz ステップ 誤差 ±10% (連続出力時は電圧により制限があります)
パルス数1 ~ 1000 /1ステップ 設定制限:1 バースト内、1パルス/ms(パルス周波数1kHz以上)
バースト期間次の計算式による (パルス数)/(パルス周波数) 直接入力によるバースト期間の指定可能範囲:0.01 ~ 999ms
バースト周期10 ~ 1000ms ±10% 10msステップ(極性反転時は500ms ~)
極性反転機能バースト周期毎、極性を正/負交互に出力する 
設定条件:バースト周期が500ms以上で且つ、バースト休止期間 [(バースト周期)-(バースト期間)]が100ms以上あること
最長試験時間:10分
パルス連続出力~ 1000V 10kHz以下 ~ 2000V 4kHz以下 ~ 5000V 1kHz以下 いずれも最長試験時間:10分
周波数変調設定周波数から約-10%の間で連続的に周波数を変化させる。変調波は約20Hzの三角波
外部トリガ外部からのトリガ入力に同期して1バーストを出力する トリガ信号入力仕様:Hi(+5V)→Lo(0V)で1バースト出力
パルス波形(50Ω負荷時)パルスピーク電圧:(設定電圧/2) ±10% 立上り時間 :5ns ±30% パルス幅 :50ns ±30%
パルス波形(1kΩ負荷時)パルスピーク電圧:(設定電圧×0.95)±20% 立上り時間 :5ns ±30% パルス幅 :35 ~ 150ns
直流阻止コンデンサ10nF ±20%

■ CDN部仕様

項 目仕 様 / 機 能
電源容量A20モデル:単相AC240V/20A, DC125V/20A(ただしPEは10A)
B63モデル :三相AC600V/63A, DC125V/63A(ただしN/PEは10A)
印加相A20モデル:L/N/PE B63モデル:L1/L2/L3/N/PE 単線、全線、各相個別に指定可能
結合モードコモンモード オプション使用でノーマルモード印加可能
入出力形式φ6 mm セイフティソケット
結合コンデンサ33nF
出力波形規定パルスピーク電圧:(設定電圧)/ 2 ±10% 立上り時間 :5.5 ns ±1.5 ns パルス幅 :45 ns ±15 ns
設定電圧±4000V,周波数5kHz ~ 100kHzで規定
入力残留電圧設定パルス電圧の10%以下  EUTライン入力は50Ω終端、ライン出力は開放で規定
AC ライン同期同期、非同期の設定が可能 
設定位相角:0 ~ 360°±10° 1°ステップ 同期可能電圧:AC85Vから定格電圧まで
基準とする位相:L-N間(A20 モデル)  L1-L2 間(B63モデル)

■ その他仕様

項 目仕 様 / 機 能
非常停止プッシュロック式スイッチ(試験停止、EUT ラインOFF)
EUT FAIL機能試験中に外部からのFAIL信号(Hi→Lo)を検知
FAIL信号仕様 VLO:0V, VHI:+5V 検知後の動作は、試験停止/一時停止から選択 FAIL入力は3チャンネル
外部インターフェースREMOTE(外部制御PC使用時), CDN I/F(外部接続CDN使用時), INDICATOR(警告灯、表示灯使用時), EUT FAIL INPUT(EUT誤動作発生時の試験一時停止など)
添付品電源ケーブル SGケーブル ライン入力ケーブル 出力ケーブル 波形確認コネクタ 同軸ケーブル 取扱説明書 添付品バック
動作環境温度 15 ~ 35℃ 相対湿度25 ~ 75%
外形寸法/質量W430×H199×D370mm( 突起含まず) / 約14 kg(A20モデル) 約22 kg(B63モデル)
駆動電源AC100 ~ 240V ±10% 50/60Hz 約120VA

 

始業前点検を簡単に『プリチェック機能を搭載』

試験前の始業前点検では、専用のアッテネーターとオシロスコープを用いて波形出力の確認をしていましたが、FNS-AX4では試験器本体にモニター回路を内蔵し、波形観測コネクタと付属の同軸ケーブルを接続するだけでプリチェックができ、始業前の点検が楽になりました。


 

試験時の接続を判り易く『フロントパネルに印加相を表示』

試験時の電源ケーブルの接続ミスを防ぐため、一目で接続先が判るフロントパネルを採用しました。あわせて接続を簡単にするコンセントボックス(オプション)も採用しました。

ノーマルモード試験ができる『カップリングバランをご用意』

IEC 61000-4-4規格ではコモンモード試験の規定しかありませんが、市場ではノーマルモードで機器にノイズが侵入し誤動作を起こすことがあります。このノーマルモードノイズに対応する試験としてANSI C37.90規格が規定されており、FNS-AX4では専用のノーマルモードカップリングバラン(オプション)を用いてANSI C36.90規格に準拠したノーマルモード試験を行うことができるようになりました。

試験の設定を分かりやすく『多言語対応』

試験の設定をより分かりやすく確実にするため、日本語の他に英語、韓国語、中国語での画面操作ができます。

リモートコントロールができる『ソフトウェア』をご用意

オプションのUSB光モジュールkit(MODEL:07-00022A)を用いることでWindowsPCよりリモート制御ができ、試験条件の設定や試験結果の保存、試験履歴の記録、レポート作成などにご利用いただけます。

 

 

■操作画面
各試験モードの画面では、ボタンのオン/オフ、および数値パラメータをテンキーで入力するだけで簡単に設定することができます。
また、すべての試験条件は1~2スクリーンで設定・表示ができます。

STANDARDモード


 

IEC 61000-4-4で定められた試験条件がプリセットされています。電源電圧への重畳では0.5kV、1.0kV、2.0kV、4.0kVとパルス周波数(5kHz/100kHz)となります。

MANUALモード


 

詳細な試験条件の設定ができるMANUALモードの設定画面です。ピクトグラムを併記表示しており、試験条件の設定が直感的にわかります。本画面からスイープ試験を実施する設定画面に移行できます。

MANUALモード(試験条件設定)


 

極性や印加相設定はボタンのオン/オフで簡単に設定できます。試験電圧などの数値設定するパラメータは、テンキーが表示されますので、簡単に入力が可能です。

 

 

MANUALモード(スイープ試験設定)


 

出力電圧やパルス周波数の変化条件を予め設定し、自動的に実行する試験モードです。設定画面例では500Vから1000Vまで250V
ステップでバースト電圧を変化させる設定です。EUTの誤動作点を判定するのに便利な機能で、出力電圧、パルス周波数、極性、電源印加相、印加位相の条件変化を設定できます。

画面構成

メニュー画面より、“STANDARD”、“MANUAL”の何れかを選択し、試験電圧や極性、周波数、印加相など様々な設定を行います。
“MANUAL”ではスイープでの印加設定も行え、最大で30個の試験条件を保存できます。“SEQUENCE”では“MANUAL”にて設定をした試験条件を呼び出し、最大18ステップの試験条件を組み合わせる事ができ、最大で15個までのプログラムを作成する事ができます。
また、試験始業前のプリチェックも行えます。

 

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ファスト・トランジェント/バースト試験器(EFT/B試験器)の動画

EFT/B試験器 FNS-AX4

 

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