RoHS特集「3分でわかるRoHSのお話」(2015年更新)

RoHS特集「3分でわかるRoHSのお話」

RoHSとは?

国内のRoHS対応製品(例)ヨーロッパ EUにおける規制で、「Restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment」。電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令の略称が RoHS(ローズ あるいは ロース)です。

電気、電子機器について、次の物質を非含有(許容濃度以下)とするというものです。

  • 鉛 (Pb)
  • 水銀 (Hg)
  • カドミウム (Cd)
  • 六価クロム (
  • ポリ臭素化ビフェニル (PBB)
  • ポリ臭素化ジフェニルエーテル (PBDE)

従来、対象物質は上記6物質でしたが、2015年6月4日、以下の4物質が追加され、2019年7月22日より含有規制が発効することとなりました。

  • フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)
  • フタル酸ブチルベンジル(BBP)
  • フタル酸ジブチル(DBP)
  • フタル酸ジイソブチル(DIBP)

PBB、PBDEは、難燃剤として樹脂に添加して用いられることがある物質です。
フタル酸エステル類は、可塑剤として樹脂を柔らかくするのに用いられる物質です。
ヨーロッパでの規制と言いながら、日本国内で使用予定の製品の部品にもRoHS対応であることが求められています。

RoHS適用範囲が拡がります。

今後の適用範囲について

2006年7月1日 RoHS 有害物質規制発効(1~7、10のカテゴリ対象)
2011年7月1日 改正RoHS公布
2014年7月22日 医療機器(カテゴリ8)および制御機器(カテゴリ9)に適用
2016年7月22日 インビトロ診断用医療機器(体外診断用医療機器)
(カテゴリ8の一部)に適用
2017年7月22日 工業用監視・制御機器(カテゴリ9の一部)に適用
2019年7月22日 1~10のカテゴリ以外の電気電子機器に適用
フタル酸エステル類4物質の含有制限適用

<対象製品カテゴリー>

1:大型家庭用電気製品
2:小型家庭用電気製品
3:IT及び遠隔通信機器
4:民生用機器
5:照明装置
6:電動工具
7:玩具、レジャー、スポーツ機器
8:医療用機器
9:監視および制御機器
10:自動販売機

従来、RoHS対象外だった、医療機器や制御機器にも対象が拡大します。

RoHSにおける最大許容濃度は?

●均質材料中の重量比 カドミウム(Cd)のみ 100ppm以内
●鉛(Pb)、水銀(Hg)、六価クロム()、PBB、PBDE、DEHP、BBP、DBP、DIBP はそれぞれ 1000ppm以内

RoHS指令関連物質の主な分析法は?

  スクリーニング分析法 詳細分析法
カドミウム (Cd)
水銀 (Hg)
鉛 (Pb)
蛍光X線法 ICP発光分光分析法
六価クロム ( 蛍光X線法(全Cr分析) 吸光光度法、イオンクロマトグラフ法
ポリ臭化ビフェニル(PBB)
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
蛍光X線法(全Br分析)
熱脱着-GC/MS分析法
溶媒抽出GC/MS分析法(IAMS法)
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)
フタル酸ブチルベンジル(BBP)
フタル酸ジブチル(DBP)
フタル酸ジイソブチル(DIBP)
熱脱着-GC/MS分析法 溶媒抽出GC/MS分析法(IAMS法)

蛍光X線では、0価、3価、6価のクロムは区別できません。トータルクロムとして測定できます。
トータルクロムで1000ppm以下であれば、六価クロムは1000ppm以下と言えますが、トータルクロム1000ppmを超えるとき、六価クロムとして1000ppm以下かそれ以上かは分かりません。

同様に、トータル臭素としては測定できますが、PBB、PBDEであるかどうかは分かりません。
GC/MS、IAMSなどであれば、PBB、PBDEが測定できます。

RoHSにどう対応すればよいでしょうか?

製品中にRoHS物質を含まないことを宣言する必要があります。
しかし、全製品、全ロットを測定することは不可能です。
実際にはどうしているのでしょう。

(1)サプライヤーの非含有証明を確認する(書面確認)。
(2)自ら検査する。
(3)第三者の分析機関で検査する。

上記を組み合わせて、製品中にRoHS物質が含まれないような監視体制をとっています。通常の管理には、蛍光X線が使われます。詳細分析にICPほか各種分析が使われます。

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